ショコラ  part2 ! [シェフについて]

昨日のバレンタインのお話の続きです。

先日仕事が終わり帰宅しました。

かなりの深夜だったのですがテレビをつけるとちょうど映画の放送が始まったところです。

何となく遅い夕飯を食べながら観ているとそれは2000年のラッセ・ハルムトレム監督の「ショコラ」でした。

私はリアルタイムで観ていたので「出演者が豪華だなぁ・・・」とぼんやり観ていました。

ご覧になった方も多いと思いますが、この映画はとても素敵と思いませんか?

フランスの閉鎖的な片田舎へ赤いマントを被り北風と共にヴィアンヌとアヌークがやって来る。

そして町の人たちの古く固まった心を少しづつショコラで溶かしていく。

この映画で私が好きなのは主演のジュリエット・ビノシュよりも

彼女に出会った事で少しづづ自分らしさを取り戻していくジョゼフィーヌ役のレナ・オリンと

母娘の切ない確執を演じたアルマンド役のジュディ・デンチとカロリーヌ役のキャリー=アン・モスです。

特にキャリー=アン・モスは前年の「マトリックス」も素敵なのですが

「ショコラ」の際のクラシカルな装いも似合って別人のようですね。

映画が終わるとシェフに「マトリックスのキャリー=アン・モスが出てたね~」と云うと

「何それ?マトリックスなんて俺見てねえもん!」という返事が返ってきました。

何という事でしょう!松村はあの「マトリックスシリーズ」を観た事がないのです!

すぐさま私は叫びました。

「信じられない。現代にあのマトリックスを観た事ない人がいるなんて!!」

ちょっとした沈黙の後「俺その時フランスに居たからそんなの観るヒマないよ・・・」

そうなんですね、松村は修行時代は仕事一筋で世間で話題の映画を観る余裕が無かったのですね。

ちょっと反省しました。

私は映画や読書が大好きなので自分の好きなだけ楽しんできたのですが

松村はそういう贅沢もせずコツコツと修行してきたのだな・・・と思うと、

わがシェフながら尊敬してしまいました。

将来娘が手を離れる頃になったら夫婦二人で映画を観に行けたら良いですね。

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画像は「ズワイ蟹とナスのガトー仕立て カニミソのソース」です。
シンプルな組み合わせの中にもたくさんの秘密を隠し持っていて「美味い」ひと皿です。






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